無垢の学習机の良し悪し

子どもに与える学習机を選ぶ際、色々な基準があると思います。例えば、価格や品質、ブランドなどがあるでしょう。でも一番の基準となるのは、やはり末長く使える、一生涯使えることだと思います。


一生使うには飽きないことや愛着が持てること、無垢の天然素材であることやデザインがシンプルである事などが重要になるのではないでしょうか。無垢の学習机は購入時に少々値が張るかも知れませんが、愛着を持って使い込めば親子何代にも渡って使用できるので、決して損の無い買い物だと思います。


無垢の学習机に使われる樹種には様々なものがあります。さくら、クルミ、タモ、ナラ、ウォールナット、メープルなどの堅木広葉樹は、家具作家が好んで使うものであり、いかにも手作り学習机という感じがして人気があります。


パイン材の多くはカントリー調の机に使われているようです。松やヒノキなどの針葉樹は、柔らかく強度的には広葉樹より劣っており、ヤニが出る可能性もあります。そのため、家具作家や木工家はあまり使用しないのが実情のようです。しかし、地場産材の普及などを目的として、高度な技術を駆使して松やヒノキの学習机を製造している作家やメーカーもあります。


デザインも学習机を選ぶ上で大切な要素です。小さな子どもにはまだ理解出来ないかも知れませんが、一生使える机ということを考えると、あまり幼稚なデザインは考えものだと思います。実際、最近の人たちはシンプルな机を選ぶ傾向があるようです。